「無理」の川底から石を運べ

投稿日時 2011-10-20 21:20:51 | カテゴリ: メッセージ

      【「無理」の川底から石を運べ】ヨシュア記4:1-9
 40年に及ぶ荒野の旅を終え、いよいよ約束の地・カナンに足を踏み入れようとするイスラエル。けれども、ヨルダン川に行く手を阻まれます。その季節、ヨルダン川は雪解け水が勢いよく流れ込み、とても徒歩で渡ることなどできません。「無理」が立ちはだかるのです。
 しかし、主なる神は、かつて海を割り、民を進ませられたように、此度も流れを堰き止め、道無きところに道を通されました。
 すでに世代交代を成し遂げていたイスラエルの民らは、改めて、自らの経験としてこれを追体験するのでした。そして、川底の石を運び、カナンの地にそれを据え、記念と記憶の碑としたのでした。石の重みは、神の祝福の重み、民への愛の重みでした。民は、12の部族が共にその重みをかつぎ、祝福をわかちあったのでした。12分の12。決して12分の1ではありません。経験は、一人一人の経験でありました。驚きと喜びは、一人一人の心に刻まれたのでした。
 12の石が、会見の幕屋を取り囲むように宿営に置かれます。やがてその12の石塚は、「生ける神」への信頼と聴従を、次世代の子どもたちに伝える「教育の礎」となっていったのでした。
            ●10月23日週報巻頭言 吉高 叶




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