2月のくりくりあおぞらくらぶは、毎年恒例となった味噌の蔵出しと仕込みをしました。寒さが厳しいこの時期は、空気中の雑菌が少なく、味噌の仕込みなどには最も適しているそうです。この日は「その通り!」としっかり感じられる寒い朝でした。
準備の為にスタッフは午前から教会へ集まりました。仕込みに使う大豆を柔らかく煮るためです。まんまるだった大豆はたっぷりの水に浸してあったので少し形が変わって楕円になっています。コトコト、ことこと、時間をかけて、こげないように煮ました。
大豆が柔らかく煮上がった午後からは、参加してくれた子ども達と作業です。まずは、昨年仕込んだ味噌の蔵出しです。一年寝かせてあったので、「おはよう、お味噌さん」です。赤茶色のぴかぴかのお味噌ができていましたが、あまり感動の再会にはならなかったみたいです。参加者の何名かは、昨年やその前に味噌作りを体験したことがあったからでした。そのため、仕込みの作業も慣れた様子で、流れ作業のような分担になったりしました。
* まだほんのり温かい大豆をミンサーで細かくする。
* 米麹を混ぜ込む。
* 味噌玉にする。
作業がどんどん進んで、小さい団子・大きい団子がたくさんできました。すべてを団子にしたら瓶(かめ)に入れます。ここは大切なポイントです。空気が入らないようにギッシリ入れなくてはいけません。みんなで一個ずつ順番に全て入れました。まわりに付いたものは焼酎でキレイに拭き取って、お塩で蓋(ふた)をしました。また来年の冬まで「おやすみなさい、お味噌さん」。
最後は、蔵出ししたばかりのお味噌を使ったお味噌汁をみんなで食べました。お味噌汁で体の中が温かくなって、みんなとさよならしましたが、朝の寒さは緩んで、空気も暖かい帰り道になっていました。
●くりくりあおぞらくらぶ
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