日本中で平和への誓いを胸に刻む季節を迎え、今年も平和祈念礼拝が捧げられました。今年は終戦70年という節目にあたる年であると同時に、礼拝当日の8月9日は、長崎に原爆が投下された日でもありました。現在、私たちが礼拝を捧げているのとまさに同じ時間帯に、70年前、一瞬にして、多くの尊い命が失われたかと思うと、戦争のない日常の幸せを、改めて実感します。
牧師のメッセージ冒頭では、2012年に長崎県の少女が書いた、ある新聞への投書が紹介され、「長崎県に生まれた者として、被爆者に託された平和のバトンをつなぐ責任がある」との言葉に、たとえ自分自身が戦争を経験していなくとも、私たち一人ひとりが、過去を学び、平和をつなぐという宿題を抱えて生きているということを教えられました。
また、聖書から「剣を取る者は皆、剣で滅びる」というイエス様の言葉も紹介されました。平和を実現するために、現代の私たちには何ができるでしょう? 十字架により復讐の連鎖を断ち切ったイエス様に、そして、聖書の知恵に学ぶことを再確認した、今年の平和祈念礼拝でした。
●ホームページ担当 水林 京子